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家で勉強しない中学生に「勉強しなさい」と言い続けていませんか?

学校から帰ってきたらスマートフォン。

夕食が終わったらゲーム。

テレビや動画を見ているうちに時間が過ぎ、気がつけば寝る時間。

机に向かう様子はありません。

そんな毎日が続けば、保護者としては、

「宿題は終わったの?」

「テストが近いけど大丈夫?」

「少しは勉強したら?」

と言いたくなると思います。

それでも本人は動かない。

何度言っても変わらない。

すると、

「いつになったら自分から勉強するの?」

「このままで高校受験は大丈夫なの?」

と心配になるのも自然なことです。

しかし、家で勉強しない中学生に対して、単純に「勉強時間を増やそう」と考えるだけではうまくいかない場合があります。

なぜなら、勉強しない理由は一つではないからです。

やる気がないように見えても、本当の原因は別のところにあるかもしれません。

まずは「なぜ勉強しないのか」を考えるところから始めてみましょう。


中学生が家で勉強しない5つの理由

「勉強しない=怠けている」

と考えてしまうことがあります。

もちろん、遊びたいという気持ちが強い場合もあります。

しかし、それだけとは限りません。

① 何を勉強すればいいのか分からない

意外に多いのが、

「勉強しなければいけないことは分かっている。でも何をすればいいのか分からない」

という状態です。

保護者から、

「勉強しなさい」

と言われても、

数学をやるのか。

英語をやるのか。

学校ワークをやるのか。

教科書を読むのか。

どこから始めればいいのか分からない。

すると、机に向かうこと自体が面倒になってしまいます。

この場合に必要なのは「もっと勉強しなさい」ではなく、

今日やることを具体的にすること

です。


② 勉強しても分からない

机に向かったとしても、問題がほとんど解けない。

教科書を読んでも分からない。

学校ワークを開いても手が止まる。

こういう状態なら、勉強が嫌になるのも不思議ではありません。

たとえば数学の宿題を始めても、

1問目から分からない。

2問目も分からない。

3問目も分からない。

毎日これが続けば、

「勉強=できないことを確認する時間」

になってしまいます。

その状態で、

「1時間勉強しなさい」

と言われても、本人にとっては非常につらい時間になります。

必要なのは勉強時間を増やすことではなく、本人が解けるところまで戻ることかもしれません。


③ 勉強しても結果が出なかった

以前は勉強していたという中学生にも注意が必要です。

本人なりにテスト前に頑張った。

しかし、点数がほとんど変わらなかった。

次のテストでも頑張った。

それでも成績が上がらなかった。

こうした経験が続くと、

「勉強しても意味がない」

と思うようになることがあります。

この場合、

「努力が足りない」

と言ってさらに勉強量を増やしても、逆効果になる可能性があります。

まず、

「勉強方法が合っていたのか」

「本人のレベルに合った問題を解いていたのか」

「間違えた問題を復習していたのか」

などを確認する必要があります。


④ スマートフォンやゲームのほうがすぐに楽しめる

勉強は、頑張ったからといってすぐ結果が出るとは限りません。

一方、ゲームや動画、SNSなどは短時間でも楽しめます。

学校から帰って疲れている状態で、

「数学の問題集」

と

「好きな動画」

が目の前にあれば、動画を選びたくなるのは理解できます。

だからといって、

「スマホを全部禁止すればいい」

とも限りません。

重要なのは、家庭の中で使い方を決めることです。

たとえば、

「夕食後30分は勉強して、その後は自由時間」

「テスト1週間前は夜○時からスマホをリビングに置く」

など、本人と相談して具体的なルールを作ります。


⑤ 「勉強しなさい」と言われること自体が嫌になっている

中学生になると、自分で決めたいという気持ちも強くなります。

そこへ毎日のように、

「勉強した?」

「宿題やった?」

「スマホばかり見ていないで勉強しなさい」

と言われる。

すると、勉強そのものよりも、

「親に言われたからやる」

という状態が嫌になってしまうことがあります。

親が「勉強しなさい」と言う。

子どもが反発する。

さらに親が注意する。

子どもがもっと勉強しなくなる。

という悪循環になることもあります。


「勉強しなさい」を具体的な言葉に変える

では、どうすればよいのでしょうか。

まず変えたいのが言葉です。

「勉強しなさい」

は、実はかなり曖昧な指示です。

代わりに、

「数学のワーク、今日はどこまでやる予定?」

「明日の英単語テスト、大丈夫そう?」

「次のテストで一番上げたい教科はどれ?」

など、具体的な話にします。

「何時間?」より「何をする?」

たとえば、

「今日は1時間勉強しなさい」

ではなく、

「数学のワークを2ページやってみたら?」

とします。

2ページ終われば、その日の目標達成です。

30分で終わるかもしれません。

それでも構いません。

家庭学習の習慣がない中学生にとって、最初に必要なのは、

長時間机に座ることではなく、「決めたことを終わらせる経験」を作ること

だからです。


最初は1日15分でもいい

家でほとんど勉強していない中学生に、

「今日から毎日2時間勉強しよう」

と言っても、なかなか続きません。

0分だったものを、いきなり120分にする必要はありません。

まず15分でもいいのです。

たとえば、

月曜日:数学の計算10問
火曜日:英単語10個
水曜日:学校ワーク2ページ
木曜日:数学の間違えた問題
金曜日:英語の教科書を読む

という程度から始めます。

大切なのは、

「毎日少しだけ勉強する」状態を作ること

です。

15分が当たり前になったら20分。

20分が続いたら30分。

このように増やしていけば構いません。


「できる問題」から始める

勉強が苦手な中学生ほど、最初に難しい問題をやらせないことも重要です。

たとえば数学20点の生徒に、いきなり応用問題ばかり解かせる。

当然、ほとんど解けません。

すると、

「やっぱり自分には無理だ」

という気持ちが強くなります。

そこで、本人が解けるレベルまで戻ります。

「これは分かる」

「これならできる」

という問題から始めます。

簡単すぎるように感じるくらいでも、最初は構いません。

そこから少しずつ難しくします。

「できた」を増やす

勉強を続けるためには、

「できなかった」

だけではなく、

「できた」という経験

が必要です。

昨日できなかった計算ができた。

英単語を10個覚えられた。

学校ワークを予定通り終えた。

こうした小さな成功を積み重ねます。

それが、

「やれば少しはできる」

という感覚につながります。


親が避けたい3つの対応

子どもの成績が心配だからこそ、ついやってしまうことがあります。

① 他の子と比較する

「○○君はもっと勉強しているよ」

「お姉ちゃんはこの時期もっと勉強していた」

と比較しても、本人の勉強方法は分かりません。

比較するなら他人ではなく、

昨日の本人

です。

「先週よりワークが進んだ」

「前回より計算ミスが減った」

という変化を見ます。


② 点数だけで叱る

40点だった。

そこで、

「なんでこんな点数なの?」

と叱るだけでは、次に何をすればいいのか分かりません。

点数を見た後に大切なのは、

「どこを間違えた?」

「取れそうだった問題はどれ?」

「次はどこを勉強しよう?」

と考えることです。

テストは評価だけではなく、次の勉強場所を教えてくれる資料として使えます。


③ 勉強時間だけを増やそうとする

30分で結果が出ないから1時間。

1時間で結果が出ないから2時間。

これでは、勉強方法そのものが間違っている場合、結果につながりません。

勉強時間を増やす前に、

「今、何を勉強しているのか」

「その問題は本人のレベルに合っているか」

「間違えた問題をやり直しているか」

を確認しましょう。


家庭学習を始める「最初の7日間」

何から始めればよいか迷ったら、まず1週間だけ試してみてください。

1日目:本人と話す

「なんで勉強しないの?」

ではなく、

「勉強するとしたら、何が一番困っている?」

と聞いてみます。

2日目:前回のテストを見る

点数だけでなく、どんな問題を間違えているか確認します。

3日目:15分だけ勉強する

本人が比較的取り組みやすい教科から始めます。

4日目:同じ時間に15分勉強する

できれば前日と同じ時間帯にします。

5日目:できなかった問題をやり直す

新しい問題を増やすだけでなく、以前の間違いを復習します。

6日目:本人に勉強内容を選んでもらう

数学・英語など、何をするか本人にも決めてもらいます。

7日目:できたことを確認する

「たった15分しかやっていない」

ではなく、

「今週は○日できた」

と確認します。

そして次の1週間につなげます。


親が教えるとうまくいかない場合もある

家庭で勉強を見ていると、

「さっき説明したでしょう?」

「なんでこれが分からないの?」

と言いたくなることがあります。

一方、子どもからすると、

「分からないから聞いているのに」

という気持ちになるかもしれません。

その結果、

親:「ちゃんと聞きなさい」

子:「もういい」

となり、勉強どころではなくなってしまうことがあります。

これは、親子だからこそ起こりやすいことでもあります。

その場合は、すべてを家庭だけで解決しようとする必要はありません。

学校の先生、塾、家庭教師など、第三者を利用する方法もあります。


家庭教師は「勉強を教える」だけではない

家庭教師というと、

「分からない数学を教えてもらう」

というイメージが強いかもしれません。

しかし、家で勉強しない中学生の場合、それ以前の部分が重要になることがあります。

たとえば、

  • 今週何を勉強するか決める
  • 学校ワークの進み具合を確認する
  • テストから苦手分野を探す
  • 以前の学年まで戻る
  • 次回までの家庭学習を決める
  • できたことを確認する

といったサポートです。

週1回家庭教師が来るとしても、成績を上げるためには残りの日の過ごし方が重要です。

そのため、

「家庭教師の日だけ勉強する」

のではなく、

「家庭教師がいない日にも自分で少し勉強できるようにする」

ことを目標にします。


福井県大野市・勝山市で「家で勉強しない」と悩んでいる方へ

ふくい奥越学習サポート機構では、大野市・勝山市を中心とした奥越地域で、中学生の家庭学習をサポートしています。

たとえば、

  • 家でほとんど勉強しない
  • 「勉強しなさい」と言うと親子げんかになる
  • 学校ワークを提出直前までやらない
  • 何を勉強すればいいのか本人が分かっていない
  • 数学や英語がどこから分からないのか分からない
  • 塾に通っているが家庭では勉強しない
  • 高校受験が近づいてきて心配

といった場合です。

最初から長時間の勉強を求めるのではなく、現在の学習状況を確認し、

「今週はこれをやってみよう」

という小さな目標から始めます。

勉強時間が0分に近いのであれば、まず15分でも構いません。

その15分を続けられる状態を作り、少しずつ自分で勉強できる時間を増やしていきます。


まとめ|「勉強しない」を「少しならできる」に変えていく

家で勉強しない中学生を見ると、

「本人にやる気がない」

と思ってしまうかもしれません。

しかし、その背景には、

  • 何をすればいいか分からない
  • 問題が難しすぎる
  • 勉強しても結果が出なかった
  • スマートフォンやゲームを優先してしまう
  • 親から言われることに反発している

など、さまざまな理由があります。

だからこそ、最初から、

「毎日2時間勉強しなさい」

とする必要はありません。

まずは、

何をするか決める。
↓
15分だけやってみる。
↓
できる問題から始める。
↓
できたことを確認する。
↓
翌日も少しやってみる。

この繰り返しです。

家庭学習が0分だった子が15分勉強できれば、それも一つの変化です。

15分が30分になれば、さらに大きな変化です。

「自分から何時間も勉強する中学生」をいきなり目指すのではなく、

「少しなら自分でできる」

という状態から作っていきましょう。



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