- 1. 成績が悪いときほど「何から勉強するか」が大切
- 2. ① まず直近のテストを見直す
- 2.1. 点数より「どこで失点したか」を見る
- 2.2. 間違えた問題を3種類に分ける
- 3. ② どこから分からなくなったのかを探す
- 3.1. 中学2年生でも中学1年生に戻っていい
- 3.2. 戻ることは遠回りではない
- 4. ③ 5教科全部ではなく「伸ばしやすいところ」から始める
- 4.1. まず「取れる問題」を増やす
- 4.2. 「30点から80点」ではなく「30点から40点」
- 5. ④ 1日15分でも「毎日やる勉強」を決める
- 5.1. 「時間」だけでなく「内容」を決める
- 5.2. できる量から始める
- 6. ⑤ 問題集を増やすより「できなかった問題」をやり直す
- 6.1. 1冊を「できる状態」に近づける
- 6.2. 答えを写して終わらせない
- 7. 成績が悪い中学生の「最初の7日間」はこうしてみよう
- 7.1. 1日目:前回のテストを見る
- 7.2. 2日目:数学の苦手を探す
- 7.3. 3日目:英語の苦手を探す
- 7.4. 4日目:数学の基本問題を解く
- 7.5. 5日目:英語の基本を復習する
- 7.6. 6日目:間違えた問題だけをもう一度解く
- 7.7. 7日目:1週間を確認する
- 8. 「何から勉強すればいいか分からない」が続く場合
- 9. 家庭教師なら「今の学年」にこだわらず勉強できる
- 10. 福井県大野市・勝山市で成績について悩んでいる方へ
- 11. まとめ|成績が悪いときこそ「全部やる」必要はない
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成績が悪いときほど「何から勉強するか」が大切

「次のテストでは、もっと勉強しないと」
そう思って机に向かったものの、
「ところで、何を勉強すればいいんだろう?」
となってしまう中学生は少なくありません。
保護者の方も、
「とにかく学校のワークをやらせたほうがいい?」
「中学1年生の内容から全部やり直したほうがいい?」
「塾や家庭教師を始めたほうがいい?」
など、何から手をつければよいのか迷うことがあると思います。
特に5教科全体の成績が低くなっている場合、焦って「あれも、これも」と手を広げるのはおすすめできません。
勉強できる時間には限りがあるからです。
成績を立て直すために重要なのは、いきなり勉強時間を増やすことではありません。
今の自分に必要な勉強を見つけること。
ここがスタート地点です。
今回は、成績が悪くなってしまった中学生が何から勉強すればいいのかを、5つのステップに分けて説明します。
① まず直近のテストを見直す
最初にやってほしいのは、新しい問題集を買うことではありません。
まずは、直近の定期テストを出してみてください。
そして、点数だけではなく答案の中身を確認します。
点数より「どこで失点したか」を見る
たとえば数学が30点だったとします。
同じ30点でも、原因は人によって違います。
- 計算問題をたくさん間違えている
- 基本問題はできるが文章問題ができない
- 公式を覚えていない
- 問題を最後まで解く時間がない
- 空欄が多い
- ケアレスミスが多い
これでは、必要な勉強も変わります。
計算ができていないなら、まず計算練習です。
基本問題はできているのに応用問題ができないなら、少しずつ問題レベルを上げる必要があります。
時間が足りないのであれば、知識だけではなく問題を解くスピードも確認しなければなりません。
つまり、
「数学が30点だったから数学を勉強する」
だけでは、まだ目標が大きすぎるのです。
「数学のどこを勉強するのか」まで細かくします。
間違えた問題を3種類に分ける
テストを見ながら、間違えた問題を次の3種類に分けてみてください。
A:本当はできた問題
計算ミスや書き間違いなどです。
B:少し復習すればできそうな問題
授業では習ったけれど、忘れてしまった問題です。
C:ほとんど分からない問題
解説を読んでも理解するのが難しい問題です。
最初に狙うのはAとBです。
Cの難しい問題ばかりに時間を使うより、「あと少しで取れた点数」を取りにいくほうが成績を立て直しやすくなります。
② どこから分からなくなったのかを探す
成績が悪い中学生に、
「今、学校で習っているところをもっと勉強しよう」
と言っても、うまくいかない場合があります。
なぜなら、原因がもっと前にあるかもしれないからです。
中学2年生でも中学1年生に戻っていい
たとえば中学2年生の数学で連立方程式につまずいているとします。
連立方程式だけを何度も練習しても、なかなかできるようにならない。
よく確認してみると、中学1年生で習った一次方程式が十分に理解できていない。
さらに確認すると、正負の数の計算も少し怪しい。
こういうことがあります。
この場合、
「中学2年生だから中学2年生の問題をやらなければ」
と考える必要はありません。
中学1年生の内容へ戻ります。
必要であれば小学校の計算まで戻っても構いません。
戻ることは遠回りではない
学年を戻って勉強することに抵抗を感じる中学生もいます。
「こんな簡単なところをやっていて大丈夫?」
と思うかもしれません。
しかし、勉強は積み重ねです。
土台が不安定なところへ新しい知識を積み重ねても、なかなか安定しません。
分からなくなった地点まで戻り、
分かる → 解ける → 一人でできる
という状態を作ってから次へ進みます。
結果的に、そのほうが早く現在の学習内容へ戻れることがあります。
③ 5教科全部ではなく「伸ばしやすいところ」から始める
5教科すべての成績が悪いと、
「国語も数学も英語も理科も社会もやらないと」
と思ってしまいます。
しかし、一度に全部を立て直そうとすると、勉強する内容が多すぎます。
そこで最初は、点数につながりやすいところを絞って勉強する方法があります。
まず「取れる問題」を増やす
たとえば数学なら、
- 基本的な計算問題
- 教科書の例題
- 学校ワークの基本問題
英語なら、
- 教科書に出てくる英単語
- 基本的な英文
- be動詞と一般動詞
- 現在形・過去形などの基本文法
社会や理科なら、
- 教科書の重要語句
- 学校ワークの基本問題
- 授業プリントの重要部分
などです。
難しい問題を解けるようになることだけが成績アップではありません。
今まで落としていた基本問題を取れるようにするだけでも、点数は変わります。
「30点から80点」ではなく「30点から40点」
成績が低いときほど、大きな目標を立てすぎないことも大切です。
数学30点なら、
「次は80点!」
ではなく、
「まず40点を目指す」
でもいいのです。
10点上げるためには、
「あと何問できればいいのか?」
と考えます。
そうすると、やるべきことが具体的になります。
30点から40点。
40点から50点。
このように一段ずつ上がっていけばいいのです。
④ 1日15分でも「毎日やる勉強」を決める
成績を上げようとして、
「今日から毎日3時間勉強する!」
と決める中学生がいます。
もちろん続けられるのであれば問題ありません。
しかし、これまで家庭学習の習慣がほとんどなかった場合、急に何時間も勉強する生活へ変えるのは簡単ではありません。
3日ほど頑張って、その後まったく勉強しなくなってしまうこともあります。
それなら最初は、
毎日15分
でも構いません。
「時間」だけでなく「内容」を決める
「今日は30分勉強する」
だけでは、机に座ってから何をするか迷ってしまいます。
そこで、勉強する内容まで決めます。
たとえば、
月曜日:数学の計算10問
火曜日:英単語10個
水曜日:数学の間違えた問題5問
木曜日:英語の教科書1ページ
金曜日:学校ワーク2ページ
という形です。
これなら、
「今日は何を勉強しよう?」
と毎日考える必要がありません。
できる量から始める
大切なのは、立派な計画を作ることではありません。
実際に続けられる計画を作ることです。
1日15分を1週間続けられたら20分にする。
20分が続いたら30分にする。
少しずつ増やしていきます。
家庭学習の習慣がない中学生の場合、最初の目標は「長時間勉強すること」ではなく、
机に向かうことを当たり前にすること
でもいいのです。
⑤ 問題集を増やすより「できなかった問題」をやり直す
成績が上がらないと、
「もっといい問題集を買ったほうがいいのでは?」
と考えることがあります。
書店へ行けば、たくさんの参考書や問題集があります。
しかし、教材を増やせば成績が上がるとは限りません。
むしろ、学校のワークすら十分にできていないのであれば、新しい教材を増やさないほうがよい場合があります。
1冊を「できる状態」に近づける
たとえば学校ワークを一度解いて、
○ できた
△ 少し迷った
× できなかった
と印をつけます。
次に勉強するときは、△と×を中心にやります。
そこでできたら○に変える。
まだできなければ、もう一度解説を確認する。
これを繰り返します。
問題集を、
「一度最後までやった」
ことよりも、
「最初にできなかった問題ができるようになった」
ことのほうが重要です。
答えを写して終わらせない
学校の提出期限が近づくと、ワークを終わらせることが目的になってしまうことがあります。
分からない問題の答えを見て、とりあえず空欄を埋める。
これでは「提出物」は終わりますが、「勉強」は終わっていません。
答えを見た問題には印をつけておきましょう。
そして翌日、
答えを見ずにもう一度解く。
自力でできれば、初めて一つの問題を身につけたことになります。
成績が悪い中学生の「最初の7日間」はこうしてみよう
「方法は分かったけれど、結局今日から何をすればいいの?」
という場合は、まず1週間だけ次のように進めてみてください。
1日目:前回のテストを見る
5教科の答案を確認します。
点数だけではなく、
「どんな問題を間違えたか」
を確認してください。
2日目:数学の苦手を探す
学校ワークやテストを見ながら、どこから分からなくなったのかを探します。
必要なら以前の学年へ戻ります。
3日目:英語の苦手を探す
英単語なのか、文法なのか、英文を読むことなのかを確認します。
4日目:数学の基本問題を解く
難問ではなく、自分が「少し頑張ればできそう」と感じる問題を中心に取り組みます。
5日目:英語の基本を復習する
英単語や基本文法など、自分の弱いところを15〜30分程度復習します。
6日目:間違えた問題だけをもう一度解く
4日目・5日目にできなかった問題をやり直します。
7日目:1週間を確認する
「何時間勉強したか」だけではなく、
「何ができるようになったか」
を確認します。
これを次の1週間につなげます。
「何から勉強すればいいか分からない」が続く場合
ここまで紹介した方法を使えば、自分で勉強を立て直せる中学生もいます。
しかし、
「どこから分からなくなったのか自分では分からない」
という場合もあります。
特に複数の学年にわたって苦手が積み重なっている場合、現在の学習内容だけを見ても原因を見つけにくいことがあります。
また、
「親が教えようとするとケンカになる」
「本人が親の話を聞きたがらない」
という家庭も珍しくありません。
その場合は、学校の先生、塾、家庭教師など、第三者に学習状況を見てもらう方法もあります。
大切なのは、
「勉強ができないから誰かに教えてもらう」
と考えるのではなく、
「どこから勉強すればいいのかを整理する」
ために第三者を利用することです。
家庭教師なら「今の学年」にこだわらず勉強できる
家庭教師のメリットの一つは、一人ひとりに合わせて学習内容を変えやすいことです。
たとえば中学3年生でも、中学1年生の数学につまずきがあるなら、そこまで戻ることができます。
学校の授業ではクラス全体で学習が進むため、一人だけ以前の単元へ戻ることは難しいでしょう。
一方、マンツーマンなら、
「どこから分からない?」
「この問題はできる?」
「では、一つ前の単元を確認してみよう」
というように、一つずつ確認できます。
そして、
分からなくなった場所を見つける
↓
そこまで戻る
↓
基本問題を解けるようにする
↓
現在の学習内容へ戻る
という進め方ができます。
成績が低い生徒ほど、「今学校で習っているところをたくさん勉強する」よりも、まず学習の土台を確認することが大切な場合があります。
福井県大野市・勝山市で成績について悩んでいる方へ
ふくい奥越学習サポート機構では、大野市・勝山市を中心とした奥越地域で、中学生の学習をサポートしています。
たとえば、
- 5教科全体の成績が下がっている
- 数学や英語がどこから分からないのか分からない
- 家で何を勉強すればいいか本人が決められない
- 学校ワークをやっているのに点数につながらない
- 家庭学習の習慣を作りたい
- 高校受験が近いけれど何から始めればいいか分からない
といった場合には、まず現在の学習状況を整理することが大切です。
成績を上げるために、必ずしも難しい教材や長時間の勉強が必要とは限りません。
今の本人に必要な勉強を見つけ、
「これならできる」
というところから少しずつ積み上げていきます。
家庭教師を利用するかどうかを決める前でも、まずは現在のテストや学校ワークを見ながら、
「どこから分からなくなったのか」
を確認してみてください。
まとめ|成績が悪いときこそ「全部やる」必要はない
成績が悪くなると、
「もっと勉強しなければ」
「5教科全部やらなければ」
「難しい問題も解けるようにならなければ」
と焦ってしまいがちです。
しかし、最初から全部を変える必要はありません。
まずやることは5つです。
- 直近のテストを見直す
- どこから分からなくなったのか探す
- 伸ばしやすいところから始める
- 1日15分でも毎日の勉強を決める
- できなかった問題を繰り返す
そして最も大切なのは、
「何時間勉強したか」ではなく、「昨日できなかった何が、今日はできるようになったか」
を見ることです。
成績を立て直すときに必要なのは、一気にすべてを変えることではありません。
まず一つ。
できる問題を増やす。
それができたら、もう一つ増やす。
その積み重ねが、次のテストの点数につながっていきます。

