各教科の勉強方法
「怒る」と「叱る」これを間違えると予期しない結果になることが・・・。
つい怒っちゃうんですよね・・・。
怒ってばっかりだと・・・。
よくない?
ですよね・・・。
子どものためを思っているのに伝わらない

🔴保護者
「先生、また怒ってしまいました。宿題をやると言っていたのに、ゲームばかりしていたんです。」
🔵講師
「そうだったんですね。その後、お子さんはどんな様子でしたか?」
🔴保護者
「黙って部屋に行ってしまいました。最近は勉強の話をすると避けられている気がします。」
🔵講師
「実は、それは珍しいことではありません。保護者の方は子どもの将来を心配して言っているのですが、子どもは『何を言われたか』よりも『どんな言われ方をしたか』を強く覚えていることがあるんです。」
🔴保護者
「確かに、私は子どものためを思って言っているんですけど……。」
🔵講師
「もちろんそうだと思います。ただ、心配や不安が大きくなると、いつの間にか説明ではなく感情が前に出てしまうことがあります。」
子どものためを思っているのに関係が悪くなってしまう。これは多くの家庭で起きていることです。保護者は『伝えたつもり』でも、子どもには『怒られた記憶』だけが残ってしまうことがあるのです。
怒ることで起きる悪循環

🔴保護者
「でも、怒らないと本当に何もしない気がするんです。」
🔵講師
「そう感じる方は多いですね。ただ、怒ることで一時的に動いても、長続きしないケースが少なくありません。」
🔴保護者
「どうしてですか?」
🔵講師
「怒られ続けると、子どもの目的が『勉強すること』ではなく『怒られないこと』になってしまうからです。」
🔴保護者
「怒られないこと?」
🔵講師
「例えば、『宿題やったよ』と言いながら実際には終わっていなかったり、『分からないところはない』と言いながら質問しなくなったりします。」
🔴保護者
「あっ……それ、うちの子です。」
🔵講師
「子どもは怠けているわけではなく、自分を守ろうとしている場合もあるんです。」
怒ることが増えると、子どもは失敗や困りごとを隠すようになります。そして親はさらに怒るようになる。この悪循環が続くと、勉強だけでなく親子関係にも影響が出てしまうのです。
叱ることで本当の理由が見えてきた

ある日、保護者の方は講師のアドバイスを思い出しました。
🔴保護者
「どうして宿題ができなかったの?」
すると子どもは少し考えてから答えました。
「問題が難しくて分からなかった。」
「途中で嫌になった。」
🔴保護者
「正直、驚きました。サボっているだけだと思っていたんです。」
🔵講師
「実際には困っていたけれど、それを言えなかったのかもしれませんね。」
🔴保護者
「今までは理由を聞く前に怒っていました。」
🔵講師
「叱るというのは責めることではありません。問題の原因を一緒に探して、解決策を考えることなんです。」
そこで二人は、
『まずは10分だけ勉強する』
『分からない問題は飛ばして印を付ける』
という約束を作りました。
すると子どもは少しずつ机に向かうようになり、以前よりも勉強への抵抗感が減っていったのです。
子どもを変える前に関わり方を変えてみる

数週間後。
🔴保護者
「先生、最近は勉強の話をしても逃げなくなりました。」
🔵講師
「それは素晴らしい変化ですね。」
🔴保護者
「まだ完璧ではありませんが、自分から宿題を始める日も出てきました。」
🔵講師
「お子さんが安心して話せる環境ができてきたんだと思います。」
🔴保護者
「怒ることと叱ることの違いが少し分かった気がします。」
🔵講師
「怒るのは自分の感情をぶつけること。叱るのは子どもの成長のために導くことです。もちろん保護者も人間ですから、感情的になる日もあります。」
🔴保護者
「大切なのは完璧になることではないんですね。」
🔵講師
「はい。『この子を成長させるために何を伝えたいのか』を意識することが大切です。」
子どもは親の敵ではありません。同じ目標に向かう仲間です。
怒るのではなく導く。
その小さな意識の変化が、親子関係を変え、子どもの成長を支える大きな一歩になるのです。
理論編はこちらから
「怒る」と「叱る」の違いとは?子どもの成長につながる関わり方に注意しよう(理論編)
はじめに 子育てや教育の現場でよく聞く言葉があります。 「怒ってしまった……」「本当は叱りたいのに感情的になってしまう」 多くの保護者は子どものためを思って注意しています。しかし、その注意が「怒る」になっているのか、「叱 […]


