各教科の勉強方法

つい言ってしまう「学校へ行きなさい」。逆効果になることが多いようです・・・。

つい言っちゃうんですよね・・・。

分かります。でも逆効果・・・。

どうすれば?

環境を作り変える。安心できるような・・・。

はじめに

「学校に行きなさい。」

子どもの将来を思えば、保護者としては自然に出てくる言葉です。

しかし、不登校の子どもにとっては、その言葉が「学校へ行けない自分」をさらに追い詰めてしまうことがあります。

今回は、実際によくあるご家庭での会話を通して、「なぜ『学校に行きなさい』と言われると余計に行きづらくなるのか」、そしてどのような関わり方が子どもの力になるのかを考えていきましょう。

「行かなきゃいけない」は分かっている

🔴保護者

「もう一週間も休んでるよ。」

「今日こそ学校へ行こう。」

「このままだと勉強も遅れるし、高校受験だって心配になるよ。」

「お母さんはあなたのためを思って言ってるんだから。」


🔵講師

「お母さんのお気持ちは、本当によく分かります。」

「でも、お子さんは『学校へ行かなきゃいけない』ということを、本当に分かっていないのでしょうか。」


🔴保護者

「それは…分かっているとは思います。」

「でも何も言わないと、このままずっと休んでしまいそうで怖いんです。」


🔵講師

「実は、不登校の子どもの多くは、お母さんが思っている以上に『行かなきゃ』と思っています。」

「だからこそ苦しいんです。」

「『行かなきゃいけない。でも行けない。』」

「この葛藤を毎日繰り返しているところへ、『学校に行きなさい』という言葉が重なると、自分を責める気持ちだけがどんどん強くなってしまうことがあります。」

本当に苦しんでいるのは誰なのか

🔴保護者

「でも、家ではゲームをしたり動画を見たりしているんです。」

「そんな様子を見ると、本当に苦しいのかな…と思ってしまうこともあります。」


🔵講師

「そう感じてしまう保護者の方は少なくありません。」

「ただ、見えている姿と、心の中は必ずしも同じではないんです。」


🔴保護者

「そうなんですか?」


🔵講師

「はい。」

「以前担当した生徒さんも、家では笑ってゲームをしていました。」

「でも、あとから本人が話してくれたんです。」

『ゲームをしている間だけ、学校のことを忘れられた。』

『ゲームをやめると、また学校のことばかり考えて苦しくなった。』

「つまり、楽しんでいるように見えても、それは苦しさから少しだけ逃れる時間だったんですね。」


🔴保護者

「そういう見方はしたことがありませんでした…。」


🔵講師

「だから、『元気そうだから学校へ行けるはず』とは限らないんです。」


声かけを変えたことで変化が始まる

🔴保護者

「では、私は何て声をかければいいんでしょう?」


🔵講師

「ある保護者の方にも同じ質問をされました。」

「そこで私は、一週間だけ『学校へ行きなさい』をやめてみませんか、とお願いしたんです。」


🔴保護者

「それだけで変わるものなんですか?」


🔵講師

「もちろん、すぐ学校へ行けるようになるわけではありません。」

「でも、その代わりにこんな声かけをお願いしました。」

『今日はよく眠れた?』

『何か食べたいものある?』

『話したくなったら聞くよ。』

「学校ではなく、その子自身に関心を向ける言葉です。」


🔴保護者

「それでどうなったんですか?」


🔵講師

「数日後、その子の方から『実は学校でこんなことがあって…』と話してくれたんです。」

「それまで何か月も話せなかったことでした。」

「安心できる環境ができたことで、初めて本音を話せたんですね。」

学校へ行かせる前に必要なこと

🔴保護者

「私は学校へ行かせることばかり考えていました。」

「でも、その前に子どもが安心できることが大事なんですね。」


🔵講師

「その通りです。」

「学校へ行くことは大切です。」

「しかし、不登校の子どもに必要なのは、『学校へ行け』というプレッシャーではなく、『あなたの味方だよ』という安心感であることが多いんです。」


🔴保護者

「安心できるようになれば、自分から動き出すこともあるんですね。」


🔵講師

「はい。」

「子どもが動き出すタイミングは一人ひとり違います。」

「焦って背中を押しても、苦しさが大きくなるだけの場合があります。」

「だからこそ、まずは安心できる家庭をつくること。」

「その安心感が、『もう一度やってみようかな』という小さな勇気を育てます。」

「遠回りに見えるかもしれませんが、その積み重ねこそが、学校復帰や進学への一番確かな近道になることが少なくありません。」

理論編はこちらから

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