はじめに

やることだけは大量に残っているけど時間がない・・・。

一週間前からやろうと思ってるんだけど・・・。

できない・・・。

うん。

じゃあ検討してみようか♪

はじめに

「先生、テストまで一週間しかありません。何からやればいいですか?」

定期テストが近づくと、急に不安が大きくなる生徒は少なくありません。

数学もやらなければならない。

英語も覚えていない。

理科も社会も残っている。

国語の漢字も心配。

やることが一気に目の前へ並ぶと、

「全部やらなきゃ」

という気持ちばかりが強くなります。

その結果、簡単なところから手当たり次第に始めたり、得意教科ばかり勉強したり、夜遅くまで机に向かったりして、かえって効率が下がることがあります。

テスト前に大切なのは、焦って勉強量を増やすことではありません。

今の自分に何が足りないかを整理し、残された時間をどこに使うかを決めることです。

今回は、テスト一週間前になって「全部間に合わない」と焦っていた生徒が、家庭教師と一緒に優先順位を整理し、テスト前の過ごし方を立て直していく様子をご紹介します。


「全部終わってません」

その日の授業が始まると、生徒はいつもより落ち着かない様子でした。

机の上には、何冊もの教材が重なっています。

数学のワーク。

英語の問題集。

理科のプリント。

社会の教科書。

国語の漢字練習帳。

🔵 講師

「今日はずいぶんたくさん持ってきたね。」

🔴 学習者

「先生、やばいです。」

🔵 講師

「何が?」

🔴 学習者

「テストまで一週間なのに、全然終わってません。」

🔵 講師

「何が終わってないの?」

🔴 学習者

「全部です。」

私は少し笑いました。

🔵 講師

「本当に全部?」

🔴 学習者

「たぶん。」

🔵 講師

「じゃあ、一回確認しよう。」

🔴 学習者

「そんな時間あります?」

🔵 講師

「確認しないまま始める方が危ないよ。」

生徒は少し不安そうでしたが、教材を一つずつ広げました。


まず数学です。

🔵 講師

「計算問題は?」

🔴 学習者

「できます。」

🔵 講師

「方程式は?」

🔴 学習者

「普通です。」

🔵 講師

「文章問題は?」

🔴 学習者

「苦手です。」

私はノートに三つ書きました。

○ できる

△ 少し不安

× できない

🔵 講師

「数学の計算は?」

🔴 学習者

「○。」

🔵 講師

「方程式。」

🔴 学習者

「△。」

🔵 講師

「文章問題。」

🔴 学習者

「×。」

🔵 講師

「ほら、数学全部ができないわけじゃない。」

生徒は少し黙りました。

🔴 学習者

「確かに。」


次に英語を確認しました。

🔵 講師

「単語は?」

🔴 学習者

「半分くらい。」

🔵 講師

「文法は?」

🔴 学習者

「まあまあ。」

🔵 講師

「長文は?」

🔴 学習者

「苦手です。」

さらに理科と社会も見ていきました。

すると、意外なことが分かりました。

生徒が「全部できていない」と思っていた中にも、すでに理解できている範囲がかなりあったのです。

🔵 講師

「どう?」

🔴 学習者

「全部じゃなかったです。」

🔵 講師

「じゃあ今から全部最初からやり直す必要は?」

🔴 学習者

「ない。」

🔵 講師

「少し気持ち楽になった?」

🔴 学習者

「ちょっと。」


しかし、生徒はすぐに別の不安を口にしました。

🔴 学習者

「でも×がいっぱいあります。」

🔵 講師

「そうだね。」

🔴 学習者

「全部やらないとダメですよね?」

🔵 講師

「残り一週間で全部完璧にできそう?」

🔴 学習者

「無理かもしれません。」

🔵 講師

「じゃあどうする?」

生徒は答えられませんでした。

私は数学の答案を取り出しました。

🔵 講師

「この問題、前のテストで間違えてるね。」

🔴 学習者

「はい。」

🔵 講師

「原因は?」

🔴 学習者

「計算ミスです。」

🔵 講師

「直すのに何時間かかりそう?」

🔴 学習者

「そんなには。」

🔵 講師

「じゃあ、この難しい応用問題は?」

🔴 学習者

「かなりかかりそうです。」

🔵 講師

「どっちを先にやった方が点につながりそう?」

生徒は考えました。

🔴 学習者

「計算ミスの方。」

🔵 講師

「そういうこと。」


「一週間を全部同じ勉強にしない」

私はカレンダーを一枚用意しました。

テストまで七日。

🔵 講師

「じゃあ、この一週間をどう使うか決めよう。」

🔴 学習者

「一日何時間やればいいですか?」

🔵 講師

「時間より先に中身を決めよう。」

🔴 学習者

「時間じゃないんですか?」

🔵 講師

「三時間やっても、できる問題ばかり解いていたら意味が薄いでしょう?」

🔴 学習者

「確かに。」

🔵 講師

「最初の二、三日は?」

私はノートを指しました。

🔴 学習者

「×を探す?」

🔵 講師

「そう。まだ分からないところを見つける。」

🔴 学習者

「その次は?」

🔵 講師

「△と×を中心に直す。」

🔴 学習者

「最後は?」

🔵 講師

「確認。」

生徒はカレンダーに書き始めました。

7日前〜5日前:弱点確認

4日前〜2日前:間違い直し・苦手克服

前日:確認・暗記・見直し

🔴 学習者

「前の日に全部やるんじゃないんですね。」

🔵 講師

「前日に全部やろうとするとどうなる?」

🔴 学習者

「寝るの遅くなります。」

🔵 講師

「そしてテスト当日は?」

🔴 学習者

「眠い。」

二人で笑いました。


次に教科ごとの優先順位を決めました。

数学は文章問題と計算ミス。

英語は単語と長文。

理科は苦手な計算単元。

社会は重要語句。

国語は漢字と文法。

🔵 講師

「これ全部を毎日やる?」

🔴 学習者

「無理です。」

🔵 講師

「じゃあ分けよう。」

月曜日。

数学と英語。

火曜日。

理科と社会。

水曜日。

数学と国語。

木曜日。

英語と理科。

金曜日。

間違い直し中心。

休日。

全教科の確認。

🔴 学習者

「こうすると、ちょっとできそうに見えます。」

🔵 講師

「『全部』という塊を小さく分けたからね。」


私はさらに尋ねました。

🔵 講師

「テスト前だから、今日から毎日夜中までやる?」

🔴 学習者

「そのつもりでした。」

🔵 講師

「何時まで?」

🔴 学習者

「12時とか1時。」

🔵 講師

「普段は何時に寝る?」

🔴 学習者

「11時くらい。」

🔵 講師

「次の日学校で眠くならない?」

🔴 学習者

「なります。」

🔵 講師

「学校の授業はテスト範囲の復習にもなるよね。」

🔴 学習者

「はい。」

🔵 講師

「夜遅くまで勉強して、翌日の授業を眠って聞くのはどう?」

生徒は苦笑いしました。

🔴 学習者

「効率悪いですね。」

🔵 講師

「だから、テスト前ほど生活を大きく崩さない。」


その日から、生徒は学習時間だけではなく「終了時間」も決めることにしました。

平日は無理をしすぎない。

夜は決めた時間で終える。

終わらなかったものは、次の日の優先順位へ回す。

🔴 学習者

「でも終わらなかったら不安になりません?」

🔵 講師

「なると思う。」

🔴 学習者

「じゃあどうするんですか?」

🔵 講師

「全部終わったかじゃなくて、今日何ができるようになったかを見る。」

私はノートに書きました。

今日できるようになったこと

生徒はその横に、

「英単語20個」

「数学の文章問題2問」

と書きました。

🔵 講師

「これが今日の成果。」

🔴 学習者

「まだ残ってるものいっぱいありますけど。」

🔵 講師

「残ってるものは明日やる。」

🔴 学習者

「一日ずつ減らすんですね。」

🔵 講師

「そう。」


数日後。

次の授業で、生徒は前より落ち着いていました。

🔵 講師

「どう?」

🔴 学習者

「まだ全部終わってません。」

🔵 講師

「最初と同じ言葉だね。」

生徒が笑いました。

🔴 学習者

「でも、前より焦ってません。」

🔵 講師

「どうして?」

🔴 学習者

「何をやればいいか決まってるからです。」

🔵 講師

「今日は?」

🔴 学習者

「数学の△と、英単語の残り。」

🔵 講師

「明日は?」

🔴 学習者

「理科の×。」

🔵 講師

「前日は?」

🔴 学習者

「全部新しくやるんじゃなくて、間違えたところと暗記の確認。」

私はうなずきました。

テスト前の過ごし方が、

「全部やらなければならない」

という焦りから、

「今日はここを仕上げる」

という具体的な行動へ変わり始めていました。


そしてテスト二日前。

生徒は数学のワークを開きながら、あることに気付きました。

🔴 学習者

「先生、この問題、前は×だったんですけど。」

🔵 講師

「今は?」

🔴 学習者

「解けます。」

🔵 講師

「じゃあ印は?」

生徒は×の横に○を書きました。

🔴 学習者

「なんか、これ気持ちいいですね。」

🔵 講師

「できないものが減ってるのが見えるからね。」

🔴 学習者

「最初は×が多すぎて絶望してました。」

🔵 講師

「今は?」

生徒は自分の一覧を見ました。

×だったところのいくつかが△になり、△だったところには○が増えています。

🔴 学習者

「全部完璧じゃないけど、前よりかなり減りました。」

🔵 講師

「その状態で本番を迎えればいい。」

🔴 学習者

「完璧じゃなくても?」

🔵 講師

「テスト前にできるのは、残された時間で一つでも『できる』を増やすことだから。」

生徒は静かにうなずきました。

そしてその日、生徒は初めて「テスト前だから何時間やるか」ではなく、**「本番までに、あと何をできるようにするか」**を自分から考え始めたのです。





「前日は、増やすより整える」

そしてテスト前日。

生徒はいつもより少し緊張した表情で机に向かっていました。

🔴 学習者

「先生、まだ不安です。」

🔵 講師

「どこが?」

🔴 学習者

「社会も全部覚えたわけじゃないし、理科もまだちょっと怪しいし、英単語も完璧じゃないです。」

🔵 講師

「じゃあ今から全部やり直す?」

生徒は少し考えました。

🔴 学習者

「前だったら、やってたと思います。」

🔵 講師

「今日は?」

🔴 学習者

「やらない方がいいんですよね。」

🔵 講師

「どうしてそう思う?」

🔴 学習者

「今から新しいことをいっぱいやったら、余計に混乱しそうだから。」

私はうなずきました。

テスト前日の勉強は、「足りないものを全部詰め込む日」ではありません。

それまで取り組んできた内容を整理し、覚えていることを確認し、本番で使える状態に整える日です。


私はノートを開きました。

そこには、この一週間で付けてきた○・△・×が残っています。

🔵 講師

「今日はどこを見る?」

生徒は一覧を確認しました。

🔴 学習者

「○はもうやらなくていいですか?」

🔵 講師

「全部やり直す必要はないね。」

🔴 学習者

「じゃあ△。」

🔵 講師

「そうだね。」

🔴 学習者

「×は?」

私は少し考えてから答えました。

🔵 講師

「短時間で直せそうな×ならやる。でも今から何時間もかかりそうな問題なら?」

生徒は少し迷いました。

🔴 学習者

「捨てる?」

🔵 講師

「少なくとも、そこだけに時間を全部使わない。」

🔴 学習者

「でもテストに出たら嫌です。」

🔵 講師

「その気持ちは分かるよ。でも、その難しい一問のために、英単語20個の確認ができなくなったらどう?」

🔴 学習者

「そっちの方がもったいない。」

🔵 講師

「そういう判断もテスト前には必要なんだ。」


生徒は少しずつ、優先順位を自分で決め始めました。

数学は、間違い直しをした問題だけ確認。

英語は、まだ不安な単語を重点的に。

理科と社会は、重要語句と過去に間違えたところ。

国語は、漢字と文法の確認。

🔴 学習者

「こうやって見ると、前日にやることって意外と少ないですね。」

🔵 講師

「一週間前から少しずつやってきたからね。」

🔴 学習者

「前は前日に全部残ってました。」

🔵 講師

「それが一番違うところかもしれない。」


時計を見ると、夜の10時を少し過ぎたところでした。

生徒が言いました。

🔴 学習者

「先生、このあと12時くらいまでやった方がいいですか?」

🔵 講師

「今どれくらい眠い?」

🔴 学習者

「少し眠いです。」

🔵 講師

「明日のテスト、眠い状態で受けたい?」

🔴 学習者

「嫌です。」

🔵 講師

「じゃあ?」

🔴 学習者

「11時くらいで終わります。」

🔵 講師

「それでいいと思う。」

生徒は少し不安そうでした。

🔴 学習者

「でも、寝てる時間に誰かは勉強してますよね。」

🔵 講師

「誰かが何時間やっているかは、君の答案には書かれないよ。」

🔴 学習者

「確かに。」

🔵 講師

「明日、自分がどれだけ頭を使えるかの方が大事。」

生徒は納得したようにうなずきました。


翌朝。

テスト前の短い確認では、前日に決めておいた内容だけを見ることにしました。

新しい問題は開きません。

🔵 講師

「朝は何を見る予定?」

🔴 学習者

「英単語と理科の用語。」

🔵 講師

「数学の難問は?」

🔴 学習者

「見ません。」

🔵 講師

「どうして?」

🔴 学習者

「朝から分からない問題見たら不安になるから。」

🔵 講師

「いい判断だね。」

テスト前の最後の時間は、「不安を増やす時間」ではなく、「確認する時間」に変わっていました。



「テスト前に焦らなくなった」

テストが終わり、数日後。

生徒は答案を持ってきました。

数学は前回より上がっていました。

英語も上がっています。

理科と社会は大きな変化ではありませんでしたが、以前より空欄が減っていました。

私は点数を見たあと、生徒に聞きました。

🔵 講師

「今回、自分ではどうだった?」

🔴 学習者

「前より良かったです。」

🔵 講師

「点数?」

🔴 学習者

「点数もです。でも、テスト前の一週間が全然違いました。」

🔵 講師

「どう違った?」

生徒は少し考えました。

🔴 学習者

「前は、一週間前になったら毎日焦ってました。」

🔵 講師

「今回は?」

🔴 学習者

「やることが決まってたので、前より焦らなかったです。」


私は最初の日に作った表を見せました。

○。

△。

×。

そして、その後の書き直し。

×だったところが△になり、△だったところが○になっています。

🔵 講師

「これ、覚えてる?」

🔴 学習者

「最初、×ばっかりでしたね。」

🔵 講師

「そのとき何て言ってた?」

🔴 学習者

「『全部終わってません』。」

二人で笑いました。

🔵 講師

「今なら、テスト一週間前に同じ状態だったらどうする?」

生徒はすぐ答えました。

🔴 学習者

「全部最初からやりません。」

🔵 講師

「じゃあ?」

🔴 学習者

「できるところ、ちょっと不安なところ、できないところに分ける。」

🔵 講師

「それから?」

🔴 学習者

「短い時間で直せそうなところからやる。」

🔵 講師

「前日は?」

🔴 学習者

「新しいことを増やしすぎない。」

🔵 講師

「夜は?」

🔴 学習者

「寝る。」

私は笑顔でうなずきました。


生徒はさらに続けました。

🔴 学習者

「先生、テスト前って、勉強時間を増やすことばっかり考えてました。」

🔵 講師

「今は?」

🔴 学習者

「何をやるかの方が大事だと思います。」

🔵 講師

「どうして?」

🔴 学習者

「一時間でも、間違えたところをちゃんと直せた方がいいから。」

🔵 講師

「そうだね。」

🔴 学習者

「三時間やっても、できるところばっかりやってたら意味ない。」

かなり学習の見方が変わっていました。


私はテスト答案をもう一度見ました。

🔵 講師

「今回、まだ取れそうだった点はどこ?」

生徒も答案を見ます。

🔴 学習者

「数学で計算ミスがあります。」

🔵 講師

「英語は?」

🔴 学習者

「単語一個忘れてました。」

🔵 講師

「理科は?」

🔴 学習者

「ここ、勉強したけどちゃんと覚えてませんでした。」

🔵 講師

「じゃあ今回のテストは終わったから、もう関係ない?」

生徒は首を振りました。

🔴 学習者

「次のテストに使います。」

🔵 講師

「何を?」

🔴 学習者

「もっと早く復習を始める。」

🔵 講師

「他には?」

🔴 学習者

「計算ミスを直す。」

🔵 講師

「他には?」

🔴 学習者

「理科は前日に覚えるんじゃなくて、普段からやる。」

私はうなずきました。

テストは点数を受け取って終わりではありません。

自分の勉強方法を見直す材料にもなります。


数週間後。

次の小テストが近づいたとき、生徒は自分からノートを開きました。

🔴 学習者

「先生、今回も三つに分けました。」

🔵 講師

「三つ?」

🔴 学習者

「○、△、×。」

🔵 講師

「先生が言う前に?」

🔴 学習者

「前回これでやりやすかったので。」

🔵 講師

「じゃあ今回は何から?」

🔴 学習者

「△からやります。」

🔵 講師

「どうして?」

🔴 学習者

「少しやれば○にできそうだから。」

その答えを聞いて、私は大きな変化を感じました。

最初は、

「全部やらなければ」

と焦っていた生徒です。

それが今では、

残された時間で何を優先すれば一番成果につながるか

を自分で考えられるようになっています。


🔴 学習者

「先生。」

🔵 講師

「何?」

🔴 学習者

「テスト前って、もっと特別な勉強をするものだと思ってました。」

🔵 講師

「今はどう思う?」

🔴 学習者

「普段の勉強を仕上げる期間って感じです。」

私は笑顔でうなずきました。

🔵 講師

「先生もその考え方がいいと思う。」

🔴 学習者

「普段やってないと、テスト前が大変になるんですね。」

🔵 講師

「そういうこと。」

🔴 学習者

「だから前は毎回大変だったんだ……。」

生徒自身が、テスト前の苦しさの原因にも気付き始めていました。


おわりに

テスト前になると、

「もっと勉強しなければ」

という気持ちが強くなります。

もちろん、ある程度の勉強時間は必要です。

しかし、それ以上に重要なのは、

限られた時間を何に使うか

です。

すでにできるところ。

少し不安なところ。

できないところ。

まず、それを整理する。

そして、短い時間で得点につながりやすい部分から改善していく。

間違えた問題を解き直す。

覚えていないものを確認する。

テストが近づくにつれて、新しい問題を増やすより、これまで学んだ内容を使える状態へ仕上げていく。

これが、テスト前の基本的な考え方です。

また、テスト前だからといって、生活すべてを勉強に変える必要はありません。

眠る。

食事をする。

休憩する。

学校の授業にも集中する。

そして本番で頭が働く状態をつくる。

これも立派なテスト対策です。

今回の生徒が変わったのは、勉強時間だけではありませんでした。

「全部終わっていないから不安」

という状態から、

「今日は何をできるようにするか」

と考えられるようになったことです。

テスト前に必要なのは、焦りではありません。

自分の理解度を確認し、優先順位を決め、一つずつ『できる』を増やしていくことです。

そして理想は、テスト前になって初めて学習を始めることではありません。

日頃から少しずつ復習し、テスト前には「一から覚える」のではなく「仕上げる」。

その流れができれば、テスト前の一週間は、追い込まれて苦しむ期間ではなく、これまで積み重ねてきた学習を自信へ変えていく時間になっていくのです。



理論編はこちらから

⑭ テスト前の正しい過ごし方(理論編)

はじめに 「テスト前になると、何から勉強すればいいのか分からなくなります。」 家庭教師として生徒と話していると、よく聞く悩みです。 普段はそれほど勉強していなかったのに、テスト一週間前になった途端、 「数学もやらないと」 […]

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