はじめに・・・

学校にいけない原因はいろいろとありますが・・・。人間関係の場合・・・相手を変えることはほぼ不可能・・・。

人を変えるって可能なん?

自分を変えるより遥かに難しい・・・。

じゃあ、どうすれば・・・?

う~ん。出来るかどうか分からんけど、ひとつの解決策というか・・・そういうのがないわけじゃないです。

人を変えるのは難しい。

中学一年生の冬くらいから学校に行けていないということで依頼があったSくん。現在中学二年生の夏・・・。指導開始からしばらくたった頃の話です。

Sくん(以下 S):人ってかわるんかなあ・・・。
講師(以下 講):ん?それって自分?それとも他人?
S:他人・・・。
講:なかなか難しいよね・・・。
S:やっぱり・・・。
講:どーしたん?
S:何か人がイヤというか・・・合わない人がいてさ。
講:そうーいうことね。
S:その人たちが変わってくれれば・・・って思うんですよね・・・。
講:なるほどね。そこが学校に行きづらい原因の一つ。
S:いや・・・それがほとんど・・・というか全て。
講:いじめってこと?
S:そこまでではないと思う。
講:そっか。ま、いじめであれば、対処の方法はいろいろとあるけど・・・。
S:そーいうわけではないはず。
講:ま、少しでもそう思うようなら言ってもらえればいいけどね。
S:ありがとうございます。
講:でも・・・人を変えるのは難しいよね。だってさ、自分を変えるのですら大変なのに、ましてや他人ってなると・・・。相当ムリがあるし。その労力を考えると、自分が変わったほうがはるかに早い・・・。でもなあ・・・。

自分を変えるのもなんだかね・・・。

S:そこなんですよね。なんで他人のせいなのに自分が変わるっていう労力を・・・。
講:そのとおり。なんか変だよね。「オマエラが変われや!」って思うもんね。
S:ほんとそれ。
講:これは外国でいじめがあった場合の例なんだけど、その国では「いじめている方に原因がある」つまり「病んでる」って判断する。で、そっち側がカウンセリングを受けたり治療の対象になる。日本もこうあるべきかなあ・・・。って思うよね。
S:そうなんや・・・。
講:だから、「自分を変える」ってのが「他人を変える」ってよりも楽ではあるんだけど、この場合はねえ・・・。なんか違う。
S:ですよね。でも、学校には行っておきたいですよ。小学校のときは楽しかったし。
講:なるほど。じゃあ今までにも何例かあるんだけど、その方向で動けるかどうか検討してみようか。

相手も自分も・・・じゃあ環境を変えてみよう!

他人を変えるのは難しい・・・。そのせいで自分を変える・・・なんか違う。じゃあ・・・。



講:学校を変えてみるか・・・。今までにも使った技だけど・・・。
S:そんなんできるんですか?
講:あ、ゴメン。「行く」学校を変える。つまり転校ってやつ。
S:できるん?
講:いろんな条件が整っていれば。
S:どんな?
講:場所とか理由とかなどなど。もし可能ってなったら、そうするのもアリだと思う?
S:今のままだとどーせ行けないし。次もダメだったら・・・って考えてしまうかな。
講:ダメやったとしても、結果は同じじゃない?
S:言われてみれば・・・。
講:じゃあ、動いてみるか。ま、これは親とか学校とかも巻き込むんで、なかなかのミッションになるけど、このままじゃダメなら、動いてみるのもアリじゃないかと。

というわけで、話し合いが重ねられ、転校するということになりました。

変えてみた結果。

さらにしばらくして・・・ある日の指導時間のこと・・・

講:どう?調子は?
S:通うのはちょっと大変だけど、みんな良くしてくれるから楽しいよ♪
講:よかったやん!
S:今度の土曜日に友だちの家に遊びに行くことになってるし。
講:いいですな。
S:やってみたら意外とうまくいった。最初はめちゃくちゃ緊張したけど、なんか最初から話しかけてくれる人がいて、そこからみんなと仲良くなった。
講:やっぱ「環境」だよな。
S:ほんとそうでした。苦しんでいたのがバカみたい。
講:動いたモン勝ち!ってことで。
S:で、困ったことが。
講:どうした?
S:今まで勉強してなかった分がさっぱり・・・。
講:ああ、そういうことね。それであれば、すぐに追いつかせるから大丈夫!


というわけで、ちょっと勇気を出して行動したことによって、うまく回り始めました♪

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