高2のおわりごろの話です。今までは進学も考えていなかったDくん。
親も最初は「高校くらい出ていれば・・・」のスタンスでしたが、出来るようになってからか今では
「大学進学」に期待大。というわけで今回は親も巻き込んでのお話になります。

(停学経験アリのやんちゃな子が誰もが知っている大企業に就職するまでに成長する話④)

   

学校からさ、志望校調査の紙を渡されてんけど、どうしたらいいん?
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ほう。ついに来たか・・・
今までは、大学なんて考えてもえんかったけどさ、ちょっと俺、できる子になったやん♪
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そやな、じゃあ書いてみるか!

おおまかな情報
担当期間・年齢・学年:小5~高3まで。今ではたまーに飲みにいったり。
地域:福井県大野市

:   目 次   :

1:日本にはどんな大学が?学部が?いくつ?

講:まずさ、あえて聞くけどさ、どこの大学のどんな学部に行きたいん?
Dくん:って言われてもな・・・。よく分からん。
講:まあそうなるやろな。じゃあ次な、10年後はどうしてたいん?
Dくん:というと?
講:なんでもいいよ。例えば、こんな状況になっていたいとか、何してたいとか。
Dくん:そうやなあ。そういえばそんなこと考えたこともないな。小学校から中学校は自動的に上がるし、高校のときも選択肢少なかったし・・・。
講:ま、しゃーないな。
Dくん:学校で勉強したことって、社会に出て役に立つん?
講:立つ。ものもある。でもほとんどの人は関係ない。ってことになるんやろうな。
Dくん:じゃあなんで大学に行くん?
講:高卒と大卒では就職が変わってくるから。かな。
Dくん:でも、進まなくても高卒でも大卒でもそんなに変わらなくね?
講:確かに。でもそれってさ、いろんな世界を知らないというか、見てないというか見えてないというか・・・。
Dくん:そうなんや・・・。
講:そう、ところで、世の中に仕事って言えるものってどんなのがあるのか知ってる?

・・・とういわけで、ほとんどの人が、世の中にはどんな仕事があって、どんな大学があって・・・ってことを知らないってことが分かりますね・・・。

2:とりあえず見にいくか!

講:じゃあさ、まず世の中にはどんな仕事があって、どんな大学があって、どんな学部があるか調べてみるか!とりあえずはネットで検索かけてみるか!
Dくん:わかった。

・・・検索中・・・

Dくん:わけわからんくらいいっぱいあるで・・・。
講:そういうこと。今まで知らんかったと思うけど、世の中にはいろんなのがあるんよ。なんか面白そうなのあった?
Dくん:何するんか分からんのがいっぱいあった。
講:じゃあさ、資料請求かけてみて。探せば資料請求のページあるから。
Dくん:分かった。これって金かかるん?
講:かかるのはきちんと書いてあるから大丈夫。かかるけど、どうしても見たいのは家の人に了解とって請求してみて。

・・・しばらくして・・・

Dくん:すっげー量の資料届いてんけど・・・。
講:いいんじゃね。ひととおりさらっと読んでおいて。
Dくん:読んだ。
講:早いな。なんか気になったのあった?
Dくん:いくつか。
講:じゃあ実際に見に行ってみよう♪

というわけで・・・オープンキャンパスに出かけることになり、その結果、いくつかの候補に絞り込むことができました。

3:推薦?一般?AO?指定校?なんかよく分からん!

で、休みの日に大学のオープンキャンパスに行ってきたあとのこと・・・。
Dくん:なんかひとついいのあった!
講:どんなところがよかったん?
Dくん:学部長って人とめちゃじゃべってきた!で、「君みたいな人に是非とも来てほしいし、歓迎する」って言われた。
講:そっか、じゃあそこを軸にして受験するところをいくつかに絞って戦略をつくるか!あとさ、前に聞いた「どんな仕事」ってのはどんな感じ?
Dくん:なんか二つ見えた。
講:じゃあその2つを入れよう。
Dくん:ダメとかはないん?
講:もちろん偏差値とかは考慮するけど、「何をやりたいか」については俺は何も言わんし。で何になったん?
Dくん:建設か洋服のバイヤー。
講:えらい正反対とうか・・・。ま、いいよ。
Dくん:でさ、ひとつ問題があって・・・。何か種類が多すぎてよくわからん。推薦とか一般とかAOとかいっぱいあって。
講:ざっくり言うと・・・。
公募推薦→条件に合えば出してもらえる。落ちる可能性あり。
指定校推薦→条件に合えば出してもらえる。落ちる可能性はほぼない。
AO→公募よりやることが多い。
一般→普通に筆記試験受ける。
で、自分の場合は指定校はない。停学くらってるからね・・・。だから公募推薦やAOを狙いつつ、万が一のために一般も・・・。かな。

 

というわけで、具体的な受験戦略を組んでいくことにしました・・・。

4:特性を活かして♪

こんな感じでスタートしました。
Dくん:えらい書くの多くね?
講:しゃーない。言い方は悪いが、これで決まればクリスマスも正月もあるし、運転免許も取れるし、バイトもしたけりゃすればいいし。いいことしかないで♪
Dくん:どうやって書けばいいん?
講:それは↓参照。

「リンク」
というわけで膨大な書類と戦う日々が始まりました・・・。で第一志望の面接の前日になりました・・・。

Dくん:いよいよやな。学校でもたくさん練習したし・・・。でも不安やな・・・。
講:ま、一生のうちでこんな経験ってほぼないから・・・ラストに一言。
・楽しんでこい
・緊張したら、「うわ、俺緊張してる!ウケる!」とか思うこと
・俺を落とすような学校なんてこっちから願い下げじゃあ!
くらいの勢いで♪

というわけで、無事に送り出し・・・結果は・・・第一志望と併願校に合格!併願校の入学手続き期間が短かったので、その分のお金はかかりましたが・・・。
で今は建設会社(結構大きい)で元気にやってるそうです♪

ここまでは(停学経験アリのやんちゃな子が誰もが知っている大企業に就職するまでに成長する話④)でした。

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