はじめに・・・
中学3年生の1学期もほぼ終わりの頃・・・部活動も引退し、受験に向けて動き出さないといけないタイミング。子ども本人よりも親が焦ってきます・・・。
今までは部活があったから勉強する時間がない・・・とか疲れているから・・・とか。まあ、分からんでもないけど・・・。
ま、よく聞く話ですね。
それが終わっても一向に・・・
多いですよ。でも、このままってのもね。どうにかしていきましょうか♪
なぜ「勉強してほしい」と考えるのか?
ほとんどの親が子どもには勉強してほしいと思うものです・・・が、その考えに反して・・・。
講師(以下 講):じゃあ最初に考えてみたいのが、「なぜ勉強してほしいのか?」ですね。
保護者(以下 保):ん
講:ま、そうなりますよね。あたりまえやん。って。でも、子どもにきちんと伝えるには、自分の考えをきちんと整理しておく必要があるんじゃないでしょうか。
保:「やっておいたほうが、いい人生を送れる可能性があるから」・・・ですかね。
講:じゃあ「いい人生」って何でしょうか?
保:「苦労しない」ってことですかね。
講:じゃあ「苦労」ってなんでしょうか?
保:まずはお金。
講:どんな苦労を?
保:生きていくにはお金が必要。
講:どれくらい?いくら?
保:たくさん。なかなか言いづらい部分ですね・・・。
講:ま、そこまでは聞かないですけどね・・・。でも、税金、年金、保険、家、光熱費、食費などなど。普通に生きていくだけでも、ある程度は必要ですもんね。それをクリアして残ったお金で・・・豊かさというか、いろんなことができる。
保:たしかに「その残ったお金」が多いほうがいい。
講:ですよね。あとは学歴による年収分布、会社、業種なども考慮する必要がある。
保:そんなこと知らなかったですよね。中学生の頃。
講:そう。そこなんです。
こんな感じで話が続いていきます・・・
なぜ、自分はできていなかったのか?
子どもの頃に知らなかった・・・という話になって・・・
保:じゃあ、それを伝えたらいいんですかねえ・・・。
講:知っていればもう少し変わっていたかも・・・ってことですか?
保:そうですね。もっとやってたでしょうし、狙えてたかも。もっといい学校とか会社とか職種とか。
講:なるほど。じゃあ、「なぜ、自分はできなかったのか?」については「知らなかった」ということになるんですかね。
保:今の知識で中学生に戻ったとしたら、もっと勉強するでしょうね。
講:っていうことを伝えていけばいいんじゃないでしょうか。
保:なるほど。
講:で、ここまでが1つめの理由ですね。他にはないですか?こういうの。
保:たとえば?
講:こういうのでよくでてくるのが、
①会社の規模。元請けと下請け。
②上司の話。部下の話。
③公務員の話。
④いわゆる「手に職」って話。
保:全部思い当たる節が・・・。
講:こういうことを一つずつ話してもいいかも。結局
この数年のがんばりが・・・ってこと。あとは
勉強のコスパってかなりいい。高コスパである。
こんなことが理解できてくるといいですよね。
保:いろいろあるんですね・・・。
根拠。メリット。自分で説明してみよう!
いろいろなネタができたところで・・・
講:じゃあこれを説明していけばいいわけですな・・・。
保:できますかね・・・。
講:ん?
保:説明する自信が・・・。
講:と、いいますと?
保:最近、なかなか言うことを聞いてくれないというか・・・。
講:まあ、そういう年頃といえばそうですね。
保:そうなんですよ・・・。
講:ま、大変だと思いますが・・・何らかの努力というか工夫というか・・・やってみましょう。話すコツとしては・・・いろいろですけど、先に準備しておくってのも一つの手かと。
保:「こう来たら、こう返す」みたいな?
講:そうです。
保:そういうのであれば、普段の仕事でやってるかも。先読みしておいて、次の一手を考えておく。
講:いいですね!それ、将棋みたいですし。なんかカッコいいじゃないですか。
保:じゃあやってみますか!
というわけで、「説明する」ということをやってみることになりました。
複数で話してみるのも一つの手
しばらくして・・・
保:言ってみました・・・。
講:どうでした?
保:なかなか・・・。
講:どんな話になりました?
保:なんか、やらんといけないような気がする・・・までは分かったみたいな空気出してましたけど、結局のところ自分がやってなかったから・・・ってのが引っかかってしまって上手く前に押し出しきれなかったというか・・・。
講:なるほど・・・。大変よく頑張ってくれました♪のここまでに下準備が出来ていれば、今度は私の出番ですね♪
保:話してもらえるんですか?
講:もちろん。ここまでの準備というか苦労が結果になるようにクロージングしてきます。
というわけで・・・この先も何回かの話を重ねることによって、きちんと理解してくれるようになりました。
「やらんとマズイよな」という発言まで出るようになったので、ここまでくればもう大丈夫です。
きちんと勉強するようになりました!
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