はじめに・・・
あまり言わないほうがいいのは分かっているけど、勉強してない子どもを見るとつい言ってしまう「勉強しなさい」の一言。でも、それを言ったところで勉強するわけないですよね・・・。
勉強してない子どもを見ると、心配になっちゃって・・・。
そうですよね。でも言ったところで・・・。
どうすればいいですかねえ?
じゃあ検討していきましょうか!
「勉強しなさい」は逆効果
つい言ってしまう・・・というか言わずにはいられない「勉強しなさい」の一言。でも、多くの場合には逆効果になってしまうようです・・・
保護者(以下 保):心配なんですよ・・・このまま勉強せずにいたら将来が厳しくなる可能性が上がるから・・・。
講師(以下 講):ですよね。多くの方はそうなんです。しかしながらその心配から出てくる言葉。子どもには伝わらないことのほうが多いです。
保:やはり・・・。伝わってたらやってますもんね・・・。
講:そうです。まずは「伝わってない」ということを知っておきましょう。さらに言えば伝わらないどころか逆効果になってます。多くの場合。
保:なんとなく分かってます。「今やろうと思ってたのに」とか「言われるとやる気なくす」とか言われますもん。
講:ですよね。
保:どうすればいいですかねえ・・・?
講:ま、いろいろと方法はありますが・・・
1:言動・声かけ
2:行動
3:気づかせる
4:サポートする
こんな感じですかね。
保:4パターンあるってことですか?
講:そうですね。今までに取り組んできたのを大まかに分類するとこんな感じです。
保:どれを使えば?
講:聞いてる状況からだとまずは「1:言動・声かけ」から取り組んでみましょうか!
ご自分に置き換えて考えてみると・・・
というわけで、「言動や声かけ」について改善していこうということになり・・・
講:じゃあまず、自分に置き換えて考えてみましょうか。たとえば仕事のことを考えてみましょう。このとき、毎日のように上司から「早くやれ!」とかごちゃごちゃ言われることを。
保:何かイヤな上司の顔が・・・
講:さらには、「○○の件は進んでるんか?」とか。
保:・・・
講:さらには、今から取り掛かろうとしているのに「早くやれ!」とか。
保:イラっとしますね・・・。
講:ま、これと同じことだと考えてもらえばいいんです。
保:仕事と勉強は・・・。
講:そうなんです。でも、普段から生徒さんたちと接しているからこそ分かることなんですが、みんなも「イラっとする」とか「イヤだなあ・・・」って考えてるんです。つまり今、考えてもらったのと同じような感情になってるんです。
保:そうなんですか・・・。
講:ご自分が「生徒」だった頃のことを考えてもらってもいいですね。私もそうだったんですが、ゲームの電源をいきなり切られたり・・・もうちょっとでセーブできる場所が・・・とか言っても聞き入れられず・・・そこまでの内容がムダになったり・・・。
保:ありましたね。そういうの・・・。
講:「復活の呪文」とか。
保:うわあ懐かしい!
というわけで、このあと少しファミコンの話になってしまいました・・・
じゃあどうするか・・・。
少し話がそれてしまいましたが・・・
講:じゃあ本題に戻しますか。
保:ですね。ファミコンの話は楽しかったですな。
講:こちらも・・・じゃあ本題の「どうすればいいか?」ですね。これにはいろいろと方法というか事例があるんですが、
「相手の立場に立って考えてみたら、どんな親であってほしいか。どんな声かけをしてほしいか。どんなのがイヤなのか。」
ってことなんですよね。こういった観点から一度、考えてみましょう。
保:わかりました。
しばらくして・・・
保:なんか見えてきました・・・
講:どうでした?
保:えっと・・・
「うるさい!ほっとけ!」
「やらなアカンことは分かってる!」
「お前に言われたくないわ!」
講:ま、そうなりますよね。これと同じです。
基本は
「ほっとく」
「信じて任せる」
です。
保:でも、ほっといたらやらないですよね。きっと。
講:そうですね。なので、そこは少し工夫していきましょうか。
まずは「宿題の管理」をしてみるのはどうでしょうか?
保:といいますと?
講:「学校の宿題が終わったらゲームOK」とか。
保:それだけだと少ないですよね。勉強量。
講:じゃあ、「宿題+問題集○○ページ」とか。それが終わったらOKとか。
保:そういうのも試してみる価値はありそうですね・・・
やってみた結果♪
「宿題と問題集をやってからゲーム」などのルールを作り、実行していくことになりました。しばらくして・・・
保:なかなかいいようです。
講:よかったです。
保:でも、教えられないです。
講:それは構いませんが、どうしてます?そういうとき。
保:先生に聞いておいで。って言うしかないですよね。
講:それで十分でしょう。「毎日きちんと勉強する」という習慣がつけば成績アップは十分に狙えますし、「点数が取れる」って喜びは、ゲームでの喜びより大きいことのほうが多いので、そこに辿り着いてくれればなおさらOKです。
しばらくして・・・
保:なかなかいい点数が取れたようです。嬉しそうにしてました!
講:いいですね♪
保:親子のコミュニケーションも増えたような気がしますし、よかったです♪でも少し・・・
講:どうしました?
保:毎日のサポートが大変です。
講:そこは頑張ってみましょう!どんなに長くてもあと数年ってとこでしょうから・・・。
保:それもそうですね・・・。子どものためにもなるわけですし。
講:そういうことです♪
というわけで、いくつかある対処法のうちのひとつでした。
家庭教師のご依頼も受け付けています
・最終目標の設定
↓
・中期目標の設定
↓
・短期目標の設定
↓
・目標(点数)達成のための効率の良い学習プランの作成と実行
を行って
・「志望校への合格」
・「成績アップ」
を達成しています。